明日16日まで、東京ビッグサイトで国際福祉機器展H.C.R.2003が開催されている。私も行ってみたが、すごい人の数で大変な盛り上がりようだった。同展で見かけたIT関連機器について、いくつか紹介してみたい。
まずは、ケージーエスの点字ディスプレイだ。盤面から小さな突起がせり上がって、ディスプレイ上の文字を点字として「表示」してくれるデバイスだ。これまでは、文字データを1行単位で表示する製品しかなかったが、今回参考出品されていた製品ではなんと「動画」まで表示できてしまう。ディスプレイ上でさまざまな図形が踊ると、それに合わせて指の下で突起が上下するのだ。 
点字を表現するために使われているのは、モーターではなく、ピエゾ素子(Piezo actuator)というものだそうだ。この素子は電気を通すと体積が変化する性質を持っており、インクジェットプリンタのヘッドにも使われている。 
現状は点字表示部の配線が複雑になり、どうしても高コストになってしまうという。触覚を利用した知育玩具やゲームなどが出てくれば、量産効果も出て安くなってくるのだが。手探りでモノの名前を当てるとか、音楽に合わせて図形が変化する様子を楽しむとか、そういうおもちゃはけっこう楽しそうだ。