昨年申し込んだJ-COMの地上デジタル放送再送信の工事が1月9日に行われた。これまでのセットトップボックス(STB)をデジタル放送用のものに取り替えて、信号などの調整を行うだけだから、工事といってもそれほど大げさなものではない。
新しいSTBは松下電器産業のTZ-DCH100という機種だ。
入出力端子は、以下の通り。 ・ケーブル入力端子:CATVの宅内線をここに接続。 ・分配出力端子:テレビのアンテナ端子に接続。テレビのアナログチューナーで今まで通り1?12チャンネルを見ることもできる。 ・コンポーネントビデオ出力端子:D4に対応。 ・コンポジット映像、S映像端子、音声端子(左右)×各2:ビデオに接続。 ・デジタル音声出力端子:光角型の端子。アンプなどへ。 ・i.LINK端子:D-VHS等の機器へ。 ・Irシステム端子:対応しているビデオデッキであれば、赤外線の信号を出して録画操作をコントロールできる。 ・回線接続端子:双方向のクイズ番組やショッピングでデータを送る時には、この端子に電話回線を接続する。 
以前話を聞いた時にはS端子はないといっていたが、もしかしたらSTBはユーザーによって違ったりするのかも。
このSTBを付けたことで、地上デジタル放送、BSデジタル放送、CSデジタル放送(の一部)と一挙にチャンネル数が増えることになる。実をいうと、私はふだんそれほどテレビを見る方ではないのだけど、幸か不幸か(明らかに不幸だが……)数日間風邪で寝込むことになったので、退屈しのぎにいろいろチャンネルを回してみた。最初のうち気になったのは、チャンネル選択が面倒くさいということ。何か番組を見る時には、地上デジタル、BSデジタル、CSデジタルのいずれかを選んでチャンネルを選ぶことになる。BSデジタル、CSデジタルについてはプリセットチャンネルを設定できるが、放送を選んでからプリセットチャンネルを選ぶ必要があってあまり使い勝手がよいものではない。放送モードを意識せずに使える「お気に入りチャンネル」の登録機能があるとよいのだけど。 ただ、画面上で番組表を見られるEPGに慣れてくるとそれなりに使いやすくなってきた。番組表は放送別なのだが、これ以外に「ジャンル検索」という項目もあり、「ニュース」「音楽」といったジャンルを指定すれば現在放送している(あるいは近く放送する)番組を、放送形態を問わずに一覧表示してくれる。裏番組の一覧はやっぱり放送形態別とか、番組表からは直接予約画面に行けなくて「番組予約」を呼び出す必要があるとか、地上デジタル放送の番組表は手動で読み込む必要があるとか、細かいことをいえば不満だらけだが、前のアナログ用セットトップボックスがあまりにもひどかったこともあって、それほど腹は立たない(番組の予約は、EPGから個別に選ぶほか、ちゃんと日付や毎週何曜日といった条件で指定することもできるし)。 意外に便利なのが、番組の内容を画面に表示できること。ちょっとした機能だが、いちいち番組表を探すこともないし、なかなかいい。
しかし、それでも家電として見れば使い勝手はまだまだだろう。「パソコンが使えなくても、テレビからインターネットへ」みたいな売り文句があったりするけど、地上デジタルかBSデジタルかCSデジタルかをユーザーが意識しなくちゃならない今の機器では、パソコンよりも簡単という気はしないなあ。リモコンのボタンに、お気に入りのチャンネルを設定できるようにするだけでも使い勝手はかなり向上すると思うんだけど。
ハイビジョン放送等々については、またおいおい。
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