愛用している30GBのiPodの調子がよくない。電源を入れてもアップルのロゴマークから先に進まないのだ。「Menu」+「再生」ボタン同時押しでのリセットをかけてもダメ。「巻き戻し」+「早送り」ボタンでFireWireディスクモードにして、iBookにつなぐと工場出荷時の状態に戻せて、曲の転送などもできるのだが、いったんiPodの電源を落とすとまた同じ症状になってしまう。 まだまだ保証期間内だし、Apple Store Ginzaでは対面修理をやっているというので、行ってみることにした。音楽制作ソフト「GarageBand」の無料ワークショップも受けてみたいし。
4時半頃、店に着き、2FのGENIUS BARへ。すぐに診てもらえると思っていたが、相談者が多くて待たされる。5時からのGarageBandワークショップが始まっちゃうなあと思っていたら、スタッフの女性がやってきて「GarageBandのワークショップをご希望でしたよね(世間話をしている時に話したのだ)。係に伝えておきますので、先にワークショップの方に行かれては」と言ってくれた。この辺りの気配りは、なかなか大したもの。GarageBandのワークショップは、バンドをやっていたこともあるという男性が担当していた。このワークショップは、 ・楽器が弾けず、楽譜も読めない ・楽器を練習してみようかと思っている ・コンピュータを使って音楽制作を行ったことがある という3種類の人をターゲットにしているという。 まず、小節単位での音素材(ループ)をポンポンと画面に並べ、適当な長さに調整。これだけでそれなりの曲があっという間にできることを見せる。ただ簡単にできるということを見せるだけでなく、「ドラムやベースなど、リズムを作るものを先に入れて、メロディを後にした方が作りやすいですよ」とか「違う楽器のトラックを作る場合、雰囲気の近いループを選択すると失敗しにくいですよ」といったコツを盛り込んでいるので、聞いていて飽きない。 続いて、楽器の練習に使う様子。iTunesなどからMP3やAIFFなどのオーディオファイルをそのままドラッグアンドドロップして、GarageBandに貼り付けられる。MIDIもしくはUSB接続のキーボードがあれば、オーディオファイルをバックに練習できるのだ。 単に楽器を鳴らすだけでなく、もちろん録音も可能。この時、各種エフェクトをかけられるのが楽しい。コーラスのソフトウェア音源も用意されている。ソフトウェア音源でMacを楽器として使う以外に、ギター等をMacのマイク端子につないでそのまま録音してもいい。 私はクラシックギターを習い始めたところなのだけど、サイレントギターなんかを買って、GarageBandで録音するのも面白そうな気がしてきた。これは、MIDIデータではなく、あくまで「録音」なわけだけど。 以前、ローランドから「ギタ次郎」というギター型のMIDI入力機器が出ていたが、どうも現在販売していないようだ。スチール弦のギターに取り付けて、MIDIデータを取り出すための機器はいくつか出ているけど、クラシックギターでMIDIデータの入力をやる人っていないのかな……。 さて、MIDIデータとして取り込んだデータは、「タイミング修正」ボタンで大まかに修正できる。できたデータは、iTunes用に書き出して、プレイリストも作れる。 本格的に音楽制作をやっている人から見れば、いろいろ足らない機能も多いのだろうが(ステップ入力もいちおうできるが、あまり実用的でないとか)、ろくに楽器も弾けない私から見れば、非常にとっつきやすそうだ。 ワークショップも、講師が即興演奏を随所に入れて、非常に楽しめるものだった。
ワークショップに満足して、またGENIUS BARへ。担当者に症状を話すと、iPodの音を確認したりしている。どうやら、ハードディスクのトラブルらしい。新しいiPodを持ってきたので代替機かと思ったら、新しいものに交換するという。書類2枚にサインしたら、新品のiPodを渡されて、対面修理は終了だ(けっきょく修理しなかったが)。
担当者に話を聞いてもらえるまでけっこう待たされたりしたが、スタッフの気配りが行き届いているし、ワークショップも面白かったので、かなり満足して店を後にしたのであった。
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