積ん読が楽しくなるバーチャル書棚

カテゴリ: lifehack / mac / software

今年頭、Macファンの間で話題を呼んだ「Delicious Library」というソフトがある。これは本やCD、DVDなどを管理するためのソフト。iSightAmazon)などのWebカメラでバーコードを読み取ると、Amazonにアクセスしてその商品のデータを引っ張ってきてくれる。パソコンで蔵書管理というのは本好きオヤジの夢だが、たいてい面倒くさくなって3冊くらいで挫折するもの。それがバーコードをスキャンするだけで、バーチャル書棚ができてしまうのだ。

v1.5になって日本の[Amazon](http://www.amazon.co.jp/)にもしっかり対応したということで、試してみた。iSightの前に書籍をかざすだけでバーコードを認識するのには、かなり驚かされる。ただ、私の環境では、なぜか1冊読み取るごとに読み取り機能が不調になって、iSightをそのたびにオンオフしなければならない。開発者には報告済みなのでそのうち修正されるとは思うが。 Webカメラでのスキャン機能が使えなくても、バーコードの番号を入力すれば商品のデータはきちんと表示される。Amazonに登録されている画像や書誌データを引っ張ってくるだけなのだが、これがなかなかのインパクト。積ん読になっている書籍をまとめて入力してみたところ、表紙がズラリと並ぶのはただの積ん読状態とはだいぶ印象が違う。読まなければという義務感ではなく、積極的に読みたいという気持ちにさせられるのだ。データの管理機能はシンプルだが、iTunesのプレイリストのような「棚」も作れるし、Spotlightで瞬時に検索をかけられるから今のところ大きな不満は感じていない。Amazonから関連商品のデータも取得してくるため、気になるテーマの本を探すのにも役立ちそう。表紙一覧で右綴じ(縦書き)書籍が左綴じのように表示されたり、日本語メニューの訳がところどころおかしいのはご愛敬か。

画像が表示されるだけで、情報として質が変わったように感じられるのは面白いものだ。単なる文字列として書名が見えているだけの状態に比べて、はるかに印象が強い。

実をいうと、OSのファイル管理でアイコンを使うのは、あまり意味がなくなってきたかなと考えていた。個人でもパソコンで扱うファイルの数は膨大なものになっているから、それをアイコンで識別するインターフェイスはあまり効率的ではないのかもしれないなと。

scheduleimage_small.pngしかし、リアルなものをパソコンに取り込んで管理する場合、思った以上に画像を利用したインターフェイスは有効かもしれない。例えば、予定表やToDo。「トイレットペーパーを買う」と入れればトイレットペーパーの画像が表示され、「山田さんとの打ち合わせ」と入れると自動的に山田さんの顔写真が表示されるという具合。重要度の高い用件なら、顔写真に漫画チックな青筋が入っても面白いかも。今までも予定表でアイコンや写真を使えるソフトはあったが、それらを利用するにはユーザー自身が画像を指定しなければならなかった。今後Googleでのイメージ検索やSpotlightで自動的に検索する仕組みが加わって適当と思われる画像を自動的に提示してくれるようになれば、使い勝手がかなり向上するのではないか。 あと、NovaMindFreeMindのようなマインドマップと組み合わさっても楽しそう。画像イメージで考えを整理するのは、使ってなかった脳の領域を刺激するかもしれない。 Flickrはてなブックマークなどの各種ソーシャルブックマークが行っている「情報のタグ付け」が一般化してくれば、こうした画像利用も実用的になるのでは。

コメント

toshi
ご無沙汰です。意外にも、こんなすごいネタに誰もコメントがないので、でしゃばりモードです。 「Delicious Library」ですが、まったく知らなかっただけに、かなり興味を覚えました。ちょっと前に、「新書マップ」というサイトをブログで記事にしたんですが、「Delicious Library」はこれの自家製版という感じでしょうか。 とにかく、本のデータベースは、本の表紙も含めた画像データとなることで、俄然、データベースとしての意味(意義?)が高まるということを再認識しました。広いスペースと巨大な書棚があれば、物理的に解決できる話ではありますが、「Delicious Library」のような発想は、ありだと思います。でも、これってMacオンリーなんですよね??。
Tats_y
Delicious Library、いいですよー。スライダを動かすだけで表紙画像がスムーズに拡大縮小できたり、検索でリアルタイムに絞り込みできたりするんですけど、これがとても気持ちいいです(Mac OS Xが標準で持っているフレームワークを使っているようですね)。 日本語の書籍等に対応しているかどうかわかりませんが、Windows用の似たようなソフトとして「MediaMan」というのがありますね。 http://www.imediaman.com/