GoogleがJotSpotを買収したというニュース(INTERNET Watch)。JotSpotはオフィスソフトっぽい感覚でWikiが使えるというサービスで私も試してみようと思っていた矢先の出来事だった。現在、JotSpotの新規会員受付は休止しているが、そのうちGoogleの無料サービスとして提供されるらしい。 複数人で作業を分担するプロジェクトを行う場合、私はPukiWikiを使うことが多い。ネット上に表を作って自分の都合を書き込んでいけば、簡単に分担を決められるから、もうなくてはならないツールになっている。PukiWikiはすぐれたソフトウェアだが、それでも操作性が一般向けでなく、馴染めない人はまったく使ってくれないのも事実。JotSpotなら取っつきよさそうだし、Wikiがブレークするきっかけになるかも(一般にはまだようやくWikipediaが認知され始めたくらいだろう)。 マイクロソフトもこういうコラボレーションツールの重要性を認識しているのだけど、Googleとはアプローチがまったく異なるのも興味深い。「マスコミが報じない新Officeの狙い」(ITpro)という記事ではマイクロソフトの担当者がOffice 2007、特にコラボレーション機能の魅力をアピールしているが、正直もう少なくともパーソナルユースにMicrosoft Officeはいらないだろうと個人的には思っている(Webアプリケーションはともかく、安い互換ソフトで十分ではないか)。Grooveはベータ版をいじってみた限りかなり面白いソフトだと思ったが、Grooveがインストールされているマシンでないと使えないというのが難点だ(当然Macでは使えないわけで)。逆にWebアプリケーションの方の難点はオフラインで使えないことだけど、Google Docsにはオフラインで利用できそうな隠しコードが埋め込まれているという話もあるし、アドビ システムズのFlexプラットフォームもオフライン時の使用も考慮しているからこのあたりは今後改善されていくだろう。 私は熱心なOutlookユーザーだったが、メインマシンをMacにすると徐々にOutlookを使わなくなり、今ではGoogleカレンダーでほとんどの用が足りている。企業ユースでも、Google Apps for Your Domainなどに魅力を感じる管理者は多いだろうし、こういうWebアプリケーションは進化も速い。コラボレーションもJotSpotやGoogleカレンダーで十分そうなんだよなあ。オフィスソフトで特定OSに囲い込む戦略はもうそろそろ限界かもしれない。