「超伝導」は、電気抵抗がゼロになり、物体を空中に浮かせることもできる、不思議な現象です。新しい超伝導物質が発見されたといった話題が時々ニュースになるものの、身の回りで超伝導を応用した製品を見かけることはほとんどありません。超伝導技術は、医療用MRIなどごく限られた分野でしか実用化されていないのです。 しかし、超伝導を利用した応用技術の開発は着実に進んでおり、少しずつ世の中に出てこようとしています。この『新しい超伝導入門』(PHP研究所、山路達也著)では、超伝導技術がどのような分野で実現されようとしているのかを紹介しています。 世界を変えていくかもしれない超伝導の可能性を覗いてみませんか?
■目次 ○第1章:超伝導とは何だろう? ・人類と超伝導の出会い ・超伝導とは何か? ○第2章:低温超伝導から高温超伝導へ ・高温超伝導の物質を求めて ・超伝導を実用化する ○第3章:エネルギー問題解決のために ・横浜5万世帯に電気を送った超伝導送電 ・損失ゼロの超伝導直流送電 ・超伝導送電の可能性 ○第4章:リニアモーターカー、電車、自動車 ・リニアのその先 ・饋電線を超伝導化する ・船舶用モーター ・電気自動車用モーター ○第5章:医療分野では、かなり実用化が進んでいる! ・卓上MRIの可能性 ・加速器でガンを治療する ・ドラッグデリバリーシステム ○第6章:エレクトロニクス分野の進歩 ・超高感度センサーを作る ・未来のコンピューター