WZボードと知子の情報

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WZ EDITOR 5.0Amazon)には、メモ機能のWZボードが備わっている。私はアイデアメモとして知子の情報Proを使っているが、できることならWZ EDITORに一本化したいと思っていろいろといじってみた。 結論からいうと、WZボードでは知子の情報Proの代わりにはならなかった。あまりにもコンセプトが違いすぎるのだ。

私は思い付いたことを**知子の情報Pro**に書き込んだら、そのデータに適当なキーワードを振っておく(「企画」とか「Web」、「Windows」など)。こうしておけば、あとからそのキーワードを含んだデータだけを絞り込める。**WZボード**の場合、メモを書いた時点で、どのツリーに入れるかを意識する必要がある(もちろん、未整理のままにしておいてもよいが、あとからデータを探しにくい)。また、少し高度な絞り込み処理を行うためには、WZ EDITOR本来の画面に切り替えなければならないし、索引にだけ含まれるキーワードを検索といったことができない。 これはどちらがいいとか悪いという問題ではない。**知子の情報Pro**はテキストデータを扱うためのデータベース。一方、**WZボード**は階層構造付きのテキストデータを、メモのように表示するものなのだ。扱うデータが少なければ、ツリー構造を表示させながら使える**WZボード**の方が便利かもしれない(見出し移動をドラッグ&ドロップでできるようにはしてほしいけど)。 当然のことながら、**知子の情報Pro**もいいところばかりではなく、古いソフトだけに不満もあれこれ出てくる。まず、HTMLファイルや画像をそのまま取り込めない。各データに添付ファイルを付けることはできるが、そのファイルの中身は検索できないのだ。 [紙 Professional](http://www.kamilabo.jp/)というソフトの評判がよいのでこちらも試してみる。Webページや画像、Officeファイルを手軽に取り込めて、動作も軽快、かなり出来がよいソフトだと思う。しかし、こちらも「箱」を作って分類していくタイプ。どうしても、テキストをどこに分類するか意識して使うことになる。また、検索結果を一覧できるのはよいのだが、複数条件での絞り込みができない。さらに、**WZボード**や**知子の情報Pro**ではダイヤモンドカーソル(Ctrl+S,D,E,Xをカーソルキー代わりに使う、キーの割付)に対応しているが、**紙 Professional**はWindows準拠のみなのも痛い。知子の情報Proと同じく[テグレット技術開発](http://www.teglet.co.jp/jpn/default.htm)が開発している[EsabaTAD](http://www.teglet.co.jp/jpn/products/EsabaTAD/)は、画像の貼り付けにも対応しているし(HTMLファイルは不明)、文書内でのハイパーリンクもできるなどかなり魅力的だが、バージョンアップしていないから今から買うのは不安なものがある。 どれも一長一短でとても悩ましい。私の場合、Palmとも連携させたいと思っているので、さらに話がややこしい。今のところ、ちょっとしたデータは**Outlook**のメモに入れて[Intellisync](http://www.pumatech.co.jp/intellisync/)で同期している。**知子の情報Pro**のデータは、[自作スクリプト](http://www.binword.com/blog/archives/000005.html)でPalm用のMeDoc形式で出力し転送している。**WZボード**も**紙 Professional**もこういうことができない(**WZボード**ならマクロを書けば何とかなりそうだが)。 結局、アイデアメモとしては現状のまま**知子の情報Pro**を使い、Palmで持ち運びたいちょっとしたメモは**Outlook**、Webページをクリップしておきたい時は**紙 Professional**という落ち着かないことになってしまうのだった。マイクロソフトの[OneNote](http://www.microsoft.com/japan/office/onenote/prodinfo/)も気になっているのだが、これはアイデアメモを蓄積していくというより、手早くメモを取って考えをまとめるのに使うツールのように見える(そのうち試してみるつもりだ)。テグレットが**知子の情報Pro**や**EsabaTAD**をバージョンアップしてくれればなあ……。 よいメモソフトがあったら、情報をよろしくお願いします。

(2005年4月6日追記) Mac OS X用だが、StickyBrain 3というソフトが「知子の情報」的な使いやすさを実現している。詳しくは、こちら