今年の頭からauのA5301Tを使っていたのだが、これが何とも不満足な端末だった。とにかく分厚くて、動作がもたつく。文字入力する時、必ず1文字くらい行き過ぎて非常にイライラするのだ。ストリーミングがらみの仕事を手がけていたということもあって、いちはやくケータイムービーを体験しようと思ったから買ったのだが……。 最近、ラジオに興味が出てきたこともあって、FMラジオチューナー付きのサンヨー端末「A5503SA」へ乗り換えることにした。で、結果からいうと満足度はかなり高い。 
肝心のラジオ機能だが、かなりいい音で入る。もちろん、受信状況によりけりだが、これくらいの音質で聞ければたいていの人は文句はないんじゃないか。どうやらチューナー部分より、アンテナ兼用のイヤホンに金がかかっているらしい。選局操作もよくできていて、住んでいる地域で聞けるラジオ局をプリセットしてくれるから、テンキーでダイレクトに選べる。
番組を聴いていて曲名が気になったら、ネット経由で曲名を取得できるのも楽しい。次買い換えるケータイにラジオ機能がないと物足りない気持ちを味わうことになりそうだ。ただし、曲名の入力が遅れることもあるようで、情報が得られなかったり、数分以上前にかかっていた曲名が表示されることもある。ラジオ局のページにすぐ飛べて、そこで曲名を確認することもできるから、あまり困りはしないけど。しかし、ラジオ局のページからそのままラジオのアプリに戻ってくることができないような……。電源オフボタンで、待ち受け画面に戻ってくるとラジオが切れてしまうので、もう1度ラジオアプリを立ち上げなければならない(BREWアプリだから起動は速いが)。
ラジオを聞いている最中に電話がかかってくると、(マナーモードであっても)イヤホンで呼び出し音が鳴り、通話が終わるとまたラジオに戻る。マナーモードでなければ、スピーカからも呼び出し音が鳴るようになっている。
よくできた端末だが、それでもいくつか不満や要望などはある。まず、イヤホンコードの取り回しにちょっと困る。ラジオを聞かない時のために、本体にコードを巻き付けられるか、もうちょっと簡単にイヤホンを抜き差しできるようになっているとよかった。イヤホンコードは、A5503SA独自らしいが、マイク内蔵のタイプもほしいところ(設定画面では、マイク内蔵の有無を選べるようになっているのでそのうち出るかも)。
人によってはカメラが30万画素という点とメモリカードスロットがない点がネックになるかもしれない。けっきょく以前の機種でまったくメモリカードを使わなかったので、私は気にならなかった。ちゃんとした写真を撮る時はデジカメを別途持っていくし。
また、ラジオがかなり楽しいことがわかったので、AMも聞きたくなってくる。もっとも、これはビジネスの観点から実現は難しいかもしれない。FMの場合、曲名を取得するとか、着うたをダウンロードするといった形でパケット代が発生するようになっているが、AMではそのビジネスモデルが通用しないだろう(FM局の事情についてはこちらやこちらに詳しい)。AM局が番組と連動したサイトをきっちり用意してコンテンツを売る流れを作る必要がある。
FMが聞けるということで、ちょっと試してみたいのがiPodとの連携だ。最近、iPod用のFMトランスミッタ(iTrip2など)が流行っているから、これと組み合わせればiPodを鞄の中に入れたまま、ケータイで音楽を聴くということもできそう。何だか本末転倒のような気もするけど。
なお、A5503SAについては、以下のサイトでもレビューが掲載されている。 ・FMラジオチューナーを搭載したFMケータイ「A5503SA」を試す(MYCOM PC WEB)
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