日本の法律に準拠したクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが公開された。クリエイティブ・コモンズというのは、著作権の適用範囲を著作者自らコントロールできるようにしようという運動だ。自分の文章や絵、音楽などに対して「これは商業利用してもいい」とか「改変はだめ」といった許諾を、簡単なマークで示せるようになる。クリエイティブ・コモンズは何かというのは、こちらに詳しい(ちょっと長いが……)。 運動の中心人物でもあるローレンス・レッシグ氏の『コモンズ』、同氏のブログなどを読んで、私なりに理解した範囲でいうと、クリエイティブ・コモンズは現在の著作権に関する危機感から生まれてきたものらしい。ギョロ目のネズミで荒稼ぎしている会社などが、ロビー活動を行ってコンテンツを囲い込んでいるわけだが、こういう状況が続くと創作活動が阻害されてしまう。先述の『コモンズ』の冒頭にはこんなくだりがある。
そこで、著作者自身が権利をわかりやすく主張できるようにすることで、コンテンツの二次利用を活発にし、社会の創作活動を高めようということらしい。世の中のどんなものも、有名・無名の先人達が積み上げてきたものをベースにしているわけだし(上のギョロ目のネズミの会社にしても、いろんな童話等々を利用しているわけなのだが)。 ただし、従来のクリエイティブ・コモンズのライセンスは、米国の法律に基づいたものだったため、それを日本の法律に合うように修正が必要だったのだ(こういう地道な活動を行ってこられた方々に感謝)。 というわけで、日本法準拠版のクリエイティブ・コモンズが公開されたのを機会に、binWord/blogでもクリエイティブ・コモンズのマークを表示することにした。いちおう「帰属 - 派生禁止 - 非営利 ライセンス」にしてみたが、これで本当によいものかはまだちょっと自信がない。 なお、この記事をXMLカテゴリーにもしてあるのは、クリエイティブ・コモンズがメタデータとして[RDF](http://www.atmarkit.co.jp/aig/01xml/rdf.html)を使っているからだ。おかげで、有能な監督が若いアーティストにできるアドバイスはこんなものだ: 18歳のアーティストにわたしはこう言うだろう。:もう好きなことはなんでもやっていいよ。でも──そしてここでわたしは、権利が法的にクリアできないからお金を払わない限り映画には入れられないものの長大なリストを読み上げることになる。[で、自由ね。存在するのはこういう自由だ]:きみはまったく何もない部屋で、友だち二人と一緒に映画を作るのはまったく自由だ
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