PDAの生き残る道は電子辞書か?

カテゴリ: dictionary / pda

ここのところ、CLIE PEG-TH55で超快適な辞書生活を満喫している。英文テキストをCLIEに読み込ませて英辞郎でわからない単語を調べるとか、ふと思い付いた言葉を世界大百科事典で調べるとか。 PDAのキラーアプリは電子辞書なんじゃないのかと思っていたら、本家のソニーから辞書キット付きモデル「PEG-TH55DK」が発表された。ハードウェアは既存のPEG-TH55と同一だが、メモリースティックROM入りの辞書10種類と、その辞書を使うための「BBeB辞書 Viewer」が付属している点が異なる(しかし、辞書キットだけの販売はないのかな。下取りサービスの告知はでかでかと出ているけど)。 辞書ビューアの使い勝手については、実際に触ってみないと何ともいえないが、心配な要素がいくつか。まず、辞書がメモリースティックROMに入っているということ。これだと、辞書を使うたびにメモリースティックを入れ替えないといけない。電子辞書端末として割り切って使うならよいのだろうが……。また、BBeB辞書 Viewerでは、WDICのように、テキスト中の単語をクリックするだけで引くなんてことができるのかな? あと、どうせBBeB Dictionary形式のビューアを載せるのだったら、BBeB形式の電子書籍も読めるようにしてほしいものだ。そんなことをすると、LIBRIe(リブリエ)の存在意義がなくなってしまいそうだが、60日間レンタルの電子書籍しか用意されていない端末なんてどうせ売れていないだろうし(うわー)。

それにしても、電子書籍、電子辞書をめぐるソニーのやり方は見ていてもどかしい。買い取り形式のBBeB書籍や、テキストデータをBBeBに変換する無料ツールを提供してくれれば……。書籍や各種テキストデータを読み込んで自由に辞書の引ける端末(電子書籍専用でもPDAでも)の需要はかなり高いと思うのだけど、このあたりは出版社との関係が難しいのだろうなあ。

コメント

zokkon
いやーどれも同感です。メモリースティックROMのこと,BBeB電子書籍のこと,ソニーの迷走のこと… Librie をハックして,せめてテキストファイルぐらい読めるようにしようというプロジェクトもありますが,それがうまくいって海外でそういう動きが本格化するとかしないと日本のメーカーは動かないんでしょうね。
Tats_y
コンテンツプロバイダーが既存コンテンツを守りたい気持ちはわかりますが、「市場ができる前に周りを柵で囲ってどうする」と思いますね。フリーのコンテンツくらいユーザーが自由に見られるようにしないと。 有料コンテンツにしても、XMDFのように、電子透かしをコンテンツに埋め込んで違法コピーの抑止力にするというのが、現時点では消費者・コンテンツプロバイダー双方にメリットのあるやり方じゃないでしょうか。こういうフェアユースへの配慮は、音楽配信、デジタル放送をはじめとした今後のコンテンツ産業すべてに求められるものでしょう。 あと、PEG-TH55DKですけど、テキストデータやメール中の単語を手軽に引けるというウリがないと、電子辞書端末との競争は厳しいでしょうね。単語を入力するだけなら、キーボード付き端末の方がずっと楽ですから。PDAならではの強みは、やはり自由にテキストデータを扱えるということにあると思います。このあたり、ちゃんと作り込んでいるのかな。
電子辞書大好き
今後の電子辞書は、テレビ、ネット、MP3、テキストリーダーなど、ポケットパソコンと同じようなものになるでしょう。