行動遺伝学者 安藤寿康教授の新刊『生まれが9割の世界をどう生きるか———遺伝と環境による不平等な現実を生き抜く処方箋』(SB新書)の執筆をお手伝いしました。
最近は「親ガチャ」という言葉が流行ってますが、その概念は正しいのか、また不平等な世界をどう生きていけばいいのか、ということを行動遺伝学の観点から語ります。
「少々無理してでも、偏差値の高い中学校に行った方がよい? 」、「子どもにはできるだけたくさん習いごとをさせた方がよい?」といった問いにも答えていますので、子育て中の方の不安を解消できるかも。
●目次
はじめに
第1章 遺伝とは何か──行動遺伝学の知見
Q 勉強もスポーツもパッとしません。スクールカースト上位の人が羨ましい。結局、そういう才能って全部遺伝じゃないんですか?
COLUMN 遺伝率の算出方法
共有環境、非共有環境には、どんな要因が含まれる?
Q 子どもの頃からピアノを習っているけど、親が「練習しろ」とうるさく言うせいでイヤになってきた。親も楽器なんて弾けないのに。どうせ音楽の才能も遺伝なんでしょ?
Q 遺伝とか言っても、やっぱり大事なのは環境でしょ? 環境がなければ始まらないじゃないですか!?
Q 人の才能は遺伝子で決まってしまうの?
Q そもそも才能とは何でしょうか?
Q 知能って本当にテストで測れるの?
Q 兄はスポーツも勉強もできるのに、弟の自分ときたら……。
Q 親ガチャに外れたら、負け組決定ですか?
第2章 学歴社会をどう攻略する?
Q 少々無理してでも、偏差値の高い中学校に行った方がよいですか?
Q 先生ガチャに外れて、学校生活は暗黒です。
Q 理学部に進みたいけれど、女子は理系に向いていないというのは本当?
Q 親はネットのことも何も知らないし、はっきり言ってバカなんじゃないかと思う。
Q 勉強を頑張れる粘り強さも生まれつきの才能じゃないんですか?
Q 学校生活にどうしても馴染めない。部活もまったく楽しくない。親からは、そんなことでは社会に出てもやっていけないと言われる。
Q 勉強のできる子と付き合うようにしないと、子どもがダメになっちゃうんじゃないかと心配です。 ほか
第3章 才能を育てることはできるか?
Q 子どもの時にはできるだけたくさん習いごとをさせた方がよいのでしょうか?
Q やっぱり田舎にいるより、都会に出た方が何者かになれるチャンスは増えるんじゃないですか?
Q 子どもがずっとゲームばかりして、部屋も片付けない。好きなことだけやっていて、まともな人間になれるのでしょうか?
Q 年収が高い家庭ほど、勉強だけじゃなくてスポーツもできるって本当ですか? ほか
第4章 「優生社会」を乗り越える
Q 知能が高いほど、収入の高い仕事に就けるのでしょうか?
Q 女性の賃金が男性よりも低いのは、女性の能力が低いからなんですか?
Q いい家柄の子どもは、やっぱり有利だと思う。 ほか
おわりに

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