CotEditorをMarkdownベースのアウトラインプロセッサとして使う


2026年6月13日:Markdownのセクション文字数カウントツール(CotEditor用)の記述を追加

アウトラインプロセッサとは

長い文章を書くとき、「アウトラインプロセッサ」と呼ばれるツールを使う人は多い。アウトラインプロセッサとは、文章を階層構造で整理しながら書けるソフトウェアのことだ。
見出しを折りたたんだり、セクションごと移動したり、階層を変更したりしながら、文章全体の構造を整理できる。
たとえば本や長文の記事を書くときには、

  • 大まかな章立てを作る
  • 各章の中に節を作る
  • 箇条書きレベルでアイデアを書き溜める
  • その後、肉付けして本文を書く

……といった流れになることが多い。

以前、macOS用のアウトラインプロセッサであるOmniOutlinerなどを使っていたこともある。ただ結局、アウトラインを作った後の「実際の執筆」は、テキストエディタ側でやることになるのだ。それなら最初から、テキストエディタ上でアウトラインを作って、そのまま執筆するのが手っ取り早い。

私が普段使っているのは、macOS用のテキストエディタであるCotEditor。Markdown見出しのアウトライン表示もできるし、Marked 2のような外部ツールを組み合わせれば、Markdownプレビューも快適に行える。
ただ、サイドバーのアウトライン上では、見出しの移動や見出しレベルの変更などができない。
見出しレベルを変えようと思ったら、本文側で # の数を手作業で増減する必要がある。また、セクションを移動しようとすると、対象部分を選択してカット&ペーストすることになる。
これは、ちょっとめんどい。

CotEditorをアウトラインプロセッサ化する

そこで、CotEditorをアウトラインプロセッサとして使いやすくするために、いくつかAppleScriptを書いてきた。

これらのスクリプトには、下記のようにショートカットキーを割り当てている。

スクリプトショートカット
md_heading_up.applescriptcontrol + command + J
md_heading_down.applescriptcontrol + command + K
md_section_up.scptcontrol + command + H
md_section_down.scptcontrol + command + L
md_open_link.applescriptcontrol + command + O

CotEditorでは、スクリプトファイル名に特殊な命名をすることで、ショートカットキーを直接割り当てられる。

たとえば、

md_heading_up.^@j.applescript

という名前にすると、

control + command + J

でスクリプトを実行できる(^がcontrol、@がcommand、$がshift、~がoptionを表す)。

キーボードから手を離さずに、

  • 見出しレベル変更
  • セクションの上下に移動
  • リンク先へのジャンプ

が行えるのは、大変に便利。ぜひお試しを。

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